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チリ大地震:バチェレーの最後の仕事、ピニェーラの最初の仕事


現地時間で27日の未明に起こったチリ大地震。震源地はチリ第二の都市であるコンセプシオンから北北東へ約115キロの太平洋沖合で、バチェレー大統領は現在までに犠牲者は700人を超えていると発表。地震には比較的慣れているとされているチリだが、首都サンティアゴでも市民がパニックに陥った。

この地震によりサンティアゴ国際空港が閉鎖されたため、近隣国でバカンスを過ごしていたチリ人も帰国がままならなくなっている。カーニヴァルを楽しんだ後も滞在を延長したため資金が底をつき、帰国のタイミングで大地震が発生したため、リオのアントニオ・カルロス・ジョビン国際空港ではチリ人が不安な夜を過ごしている。便のキャンセルはラン航空が責任を持つものではないため、食事や宿泊は保証されず、空港内に寝るためのスペースを確保するのみだ。  

地震が発生した時刻は現地時間で午前3時34分(日本時間と時差は12時間)。震源地から約325キロ離れたサンティアゴでも、揺れは約2分間続き、就寝中だった市民たちは寝間着のまま一斉に家から避難した。

地震直後からは停電が発生し、サンティアゴ中心部では寝ていた住民と、金曜の夜バルやクラブで飲み明かしていた酔客が共に路上に飛び出した。

700人を超える犠牲者が出ているが、同時に復旧の対策も注目すべき点だろう。ハイチでは、防災対策が不十分で対応が大幅に遅れたこととは対照的に、日本と同じ環太平洋火山帯の地震国であるチリでは、 長年備えてきた地震防災計画の初動が早かったことが不幸中の幸いと言うべきだろうか。犠牲者のご冥福を祈ると同時に、3月11日に発足するセバスティアン・ピニェーラ新政権の復興対策が注目される。